新人指導時のNGワード『○○はなぜ?・なに?どうして?』それが、なぜなのか分かれば納得!!

看護

『なぜ?』と聞かない。指導初期に、なぜ『なぜ?』『なに?』『どうして?』を言わない方が良いのか?思わず言いたくなるこの言葉・・でも、相手の成長段階が分かれば、納得できる部分あるかも。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

でも、指導するときによく言っていしまう、ワードじゃない?

先輩ちゃん
先輩ちゃん

私も、新人の頃よく聞かれたわーー。でも、聞かれるたびにえーっと何だったけ・・・ってすぐに答えが出てこなくて、頭真っ白になった記憶があるわーー。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

そういえば、ホントそうだわ!!質問されるのが怖かったー・・・答えられないと、そのあとワタワタして、テンパっちゃうこと多かったな・・・

結論

新人さんは、知識はあっても動けない。

ペーパードライバーだから!!

 

理由

新人さんの、あるある心理状態

  • 緊張している。
  • 環境に慣れていない。
  • 分からないことが、自分で分からない。
  • 何をして良いのか分からない。
  • どうしたら良いのか分からない。
  • 何を勉強すればいいのか分からない。   などなど。悩みの塊・・・

それは、そうでしょう。実習と現場は全くと言ってよいほど、違うものですから。

にわとり
にわとり

私も、うん十年前は要領悪くて、テンパってたなーー・・・

時には、何を聞かれているのか分かんない時があったわ(笑)

ペーパードライバーってどんな状況

ペーパードライバーって、免許はとったけどほとんど1人で運転をしたことがない人のことを言いますよね。知識はあるけど、技能面で実績がなくて自信がない新人さんは、まさにこの状態!!

にわとり
にわとり

よく見ると、なんか流れが、似てるピヨ!!!

 



車の免許を持っている人、思い出してみて

初めて、構内の運転技能をした時の事

  • 知識として、アクセル・ブレーキ・ハンドルの働きは知っていても、まず乗車してまっすぐに走る練習から始める。

それはなぜ?

  • 運転の基本はまず走らせることに慣れることが必要だから。
先輩ちゃん
先輩ちゃん

車庫入れ・縦列・ミッション車の坂道発進なんかは、車に慣れてから練習した気がするな・・・

先輩ちゃん
先輩ちゃん

そういえば、私は、初めて運転したとき白線をまたいで、車を走らせて教官の先生を、困らせたな(笑)今は、絶対しないけど!!

慣れないと、見えない・聞こえない

車を走らせることに慣れていないときは、走らせることに精一杯になりますよね。そんな時に、周りをよく見て!・信号は何色だった?・さっきの標識はなんだった?・歩行者の確認は?・一時停止が見えないの?などの質問をしても、運転に夢中なものには聞こえていたとしても、返事を正しくすることはとても難しいことだと思います。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

必死になっている時は、人の言葉って聞こえないものよね。聞こえていても雑音になってたりもする・・・・・

先輩ちゃん
先輩ちゃん

久しぶりに運転してる時に、話しかけられると、『うるさい!話しかけないで!』って思っちゃうことあるわ・・・・

新人さんに当てはめると

新人さんにとっては、業務自体がこのまっすぐ運転のようなものだと思います。

知識も、十分なものではなく、たとえ知っていたとしても、上手くアウトプット(説明)することは出来ないことがほとんどです。きっと、頭の中では質問されることを、恐れていて、質問されるとパニックになって、頭真っ白になってしまう。そして、固まる・・・想像できます。

自信の喪失の原因になるかも

業務中に、多くの質問をしてしまうと、新人さんからの発言は少なくなってくると予想されます。そして、答えられないことに対して、落ち込んだり、どうしたら良いのか分からなくなったりして、自信を無くしてしまう事を招いてしまうこともあるかもしれません。自信を無くすと、同じ失敗を繰り返してしまいがちになります。

なぜ?と質問するよりも、行動を始める前に注意点・観察点の確認をしておく

処置の前・観察の前に、気を付けて見るところ・押さえておかないといけないところを、2人で確認しておくのも良いかもしれません。先に知識の提供を行って、新人さんに実施してもらう。それで、上手く出来れば自信になりますし、上手くいかなくても、フィードッバクをする時に、もっと良い方法について考え次に生かしていく。それを繰り返していけばきっと、まっすぐに走る事に慣れていくことができると思います。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

必ず観察しないといけないところ、注意しておかないといけないところを、先に指導しておいて、後からどうして、そのことが必要だったのかをフィードバックで一緒に考えてみて。

まとめ

質問を受けて、答えるという事は、実は熟練した知識を必要とされることが多いです。アウトプットは、ある程度の練習と慣れがないと、上手く出来ません。答え=説明になるからです。緊張して、いっぱいいっぱいの新人さんには、実はかなりなハードル・・・

指導の初期は、運動技能の習得に集中して、マニュアル通りの業務が1人で行えるようになる事がとても大切です。なぜ?どうしてみないの?学習しているから分かってたはずだよね?と、つい言いたくなると思いますが、指導初期の新人さんのファーストステップは、ただ言われた通り・決められた通りの事のことが出来るようになる事なのです。たくさん質問を投げてしまうことが、新人さんの委縮・自信喪失・恐怖を招いてしまって、技能の習得の遅れを招いてしまうかもしれません。

質問ではなくて、フィードバックの時に新人さんに考えてもらえるようにしてみるのも、良いのではないかな?と思います。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

早く、スイスイと、まっすぐに運転できるようになってもらいたい。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

不安なく、まっすぐに運転できるようになってから、質問を少しずつ投げかけてみると良いかも。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

にわとり
にわとり

大丈夫。みんな最初は新人でした。

 



コメント

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