療養病棟の、看護師さんの仕事はこんな感じ

看護

療養病棟・病院への転職を考えている人、興味のある人はどんな感じの仕事の流れなのか、気になる所ですよね。一般的な仕事内容を書いていきたいと思います。

療養病棟の特徴を、ズバリ言うと!!
  • 急性期のような、OP・検査・緊急入院などがないため、時間に追われる忙しさが少ない。
  • おむつ交換・入浴などが、メインの仕事なので、体力が必要かも。
  • 夜勤は、看護師は1人。(介護助手さんとのペア)
  • 看取りの人が多い。
  • 残業が少ない
先輩ちゃん
先輩ちゃん

療養病棟は、高齢の方が多いから、急性期と違って、治療・回復・退院と言う流れとは、少し違うところがあるの。どちらかと言うと、現状維持・安楽を重視されているかな・・看取りの方が多いのも、事実なの。

 

療養病棟ってどんなとこ?

急性期とは違って、急な入院・手術・奇襲の大きな検査は、ありません。患者さんの入れ替わりも少なく、状態も比較的安定していることが多いです。なので、身体的介助が、仕事の大半になります。でも、看護師配置は、急性期と比べると低いので、職員の数はすごく少ないです。

にわとり
にわとり

看護配置が、違うのよ!!急性期は、7:1(10:1) 療養は、20:1。下の方で比較しているわ。

1に保清、2に吸引、3に経管栄養。そしてその他。

にわとり
にわとり

寝たきり・準寝たきりの人が多いから当然よね。

保清

仕事の始まりは、おむつ交換になります。入院患者さんの大半は、おむつの方なのでこれは、メインイベント。結構ていねいにやっておかないと、褥瘡などの発生の引き金になるので、スタッフ全員で行います。

入浴介助は、大体の病院さんは、係を決めてしていると思います。(部屋持ち制ではなく)これも、メインイベント。私の勤めている病棟では、寝たきりの方を含めて、1日に約20人入れています。夏場は、暑くてしびれます・・・。爪切り・髭剃りもほぼ毎日の業務に入っています。

意外と地味に、大事なのが、マウスケアです。寝たきりでも歯のある方は多いので、けっこう大事。口の中が汚くて、口臭がひどいと、・・・・・。ってなるので、1日に3回しっかりやっています。

にわとり
にわとり

じっと、寝ている事しかできない。せめて、体だけでもきれいにしてあげたい。お風呂気持ちいい。って思ってもらいたい。

 



吸引

療養病棟には、医療を必要とする方が、多いので、気切のある方。吸引が必要な方が結構います。この吸引も、時期によっては、かなりの時間が、かかります。

にわとり
にわとり

夜勤だと、1人で吸引を回るんだけど、時期によっては、1時間かかることもあるのよ。

経管栄養

療養病棟ならでは。経管栄養の方は多いです。胃ろうの人・経鼻の人合わせて、20~30人いる所がほとんどだと思います。

その他の項目

急性期と変わらないところは、受け持ち部屋のバイタル・観察、処置、記録・看護計画立案・評価、インシデントカンファ・個人カンファ、コストチェックなどなど・・

にわとり
にわとり

慢性期の記録は、異常がなければ、1/wに1度の記録で良いのよー。

結構、点滴・検査・処置もある。

療養と言っても、病院なのでもちろん、医療行為もあります。発熱時の血液検査・点滴処置などは、けっこう頻繁に行われています。ただ、奇襲の大きな検査・処置・状態悪化時の対応などは、急性期病棟への転棟、転院になります。血糖チェック・バルン交換・気切のカニューレ交換・褥瘡処置などは、患者さんに合わせて、やってます。

にわとり
にわとり

対象者が、高齢の状態が悪い人だから、点滴に苦労することが、実は、あります・・・

軽症者の患者さんは、ディルームへの離床・食事介助。

全員が、寝たきりではないので、経口摂取できる人は、ディルームに出て、食事をします。また、経管栄養の方も状態に合わせて、リクライニング型の車いすで離床して、注入します。人数は、大体20人程度になると思います。

にわとり
にわとり

食事前の離床から、食事介助、食後の歯磨き、食後のトイレ介助は、怒涛のように時間が流れていきます。

まとめ

急性期と違って、急なイベントはほとんとないため、日々のタイムスケジュールに変化はない事がほとんどです。この時間に、この仕事。と決められている感じなので、時間に追われることは少く、残業になることも少ないです。もちろん、患者さんの状態が急に悪くなることはありますが、大きな処置が必要な時は、すぐに転院になります。急性期と違って、ゆっくりしていると感じているのは、こういうところだと思います。ただ、肉体労働感が強いのと、毎日が単調な仕事、看護師人数が少ない事。と、いう所は、あります。夜勤などは、看護師1人体制なので、何かあったら自分の判断で報告・対処をしなければいけません。でも、そこは慣れていけばよいのかなと思います。

全ての事に、一長一短があります。自分の、生活環境に合わせて、療養病棟への移動・転職を考える際にお役に立てたらと思います。

にわとり
にわとり

忙しさの種類が違うのよね。でも、時間内に仕事を終わらせやすいって事は、あると思うわ!

看護配置比較  7:1(急性期) 20:1(療養)

患者50人に対しての時の概算

  • 7:1   職員、最低21人(1日に必要な職員数) 正看護師 70%以上
  • 20:1  職員、最低7.5人(1日に必要な職員数)

かなりの、差があるのが分かると思います。

ちなみに、回復期病棟は、15:1をとっているところが多いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 



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