新人さん・後輩のやる気・自信を奪ってしまう、言葉や態度。忙しく働いていると、ついイライラしてしまったり、体調が悪い日は、気分が悪かったり、機嫌が悪かったりと、指導する側も大変です。でも、指導をする時には、気を付けておきたい、言葉や態度があると思います。人のやる気を奪ってしまう、5つの態度。ちょっと覚えておいてもらえると、良いかも。
自分の、負の感情を露骨に出す。
- その日の気分で、指導態度が違う
- 新人が、上手く出来ない時、失敗した時に、ため息をつく
- 指導するのが、面倒だという、そぶりをする
- 新人の報告を聞くときに、相槌・返事をしない
朝から機嫌悪い感じを出していると、ちょっと、仕事もやりにくいし、聞きたいことも聞きにくいよね。
昨日は、そんなことなかったのに、今日はメッチャ機嫌悪そう・・失敗したら、どうしよう・・・
こんな事、してはいけないって分かっているけど、ついつい忙しいと、言葉の語尾が強くなったり、ため息をついたりしてしまう事ないかな?
なんで、まだしてないの?なんで、まだできてないの?『ハアッーーー・・』もう何回目?『はあ?』『ああっ。はい。』ダメって分かってる、でも、心の声がーーー。漏れることもある・・・
ため息つかれた・・ちょっと怒ってる?どうしよう・・・でも、どうして良いか分からない・・・
忘れたころに、まとめて指導する
- その日のうちに、問題を解決しない。
- 数日たってから、『この前の、アレは、本当はこうしないといけなかったんだけど』
- 『この前、アレしてなかったよね』と、まとめて指導してしまう。
えっ?いつの事?どの時の事を言われているのかな?分からないけど、とりあえず返事はしておこう・・・・・
指導内容に、一貫性がない
- その時々で、教えてもらえることが違う。
- 理論的に、筋の通った説明をせず、ただ『次は、これをして。』と指導する。
今日は、○○があるんだから、○○があったんだから、こっちをすることの方が重要でしょ!『先に、これをして。』
本当のやり方とは、少し違うけど、時間も無いし、急いでいるから、我流で、こうしよう。
どれが、正しいやり方なのか、良く分からない・・・この前は、こっちを先にしないといけないって言ったのに・・・・
自分でする方が早いから、と言って指導者がしてしまう。
- 新人さんにトライさせずに、指導者がしてしまう。
これちょっと面倒くさくて、時間もかかるから、自分がした方が早いわ。時間ないし。
・・・・・教えてもらえないんだ・・・
新人を認めない、行動をとっている。
- 失敗をしたら、責めるばかりで、解決の糸口を示さない。
- 失敗を大げさに騒ぎ立てたり、報告書を書かせることが指導だと思っている。
- 一部の手直しで済むような間違いでも、初めからやり直しをさせる。
- 人前で、注意をする。
・・・すいません・・・・
どうすればいい?
指導は、1人でするものではありません。プリセプターさん・指導者さんだけでなく、他のスタッフへの協力、師長・主任の協力を求めましょう。
①・③の対策案
指導に行き詰って、イライラしたり、どうして良いか分からなくなったら、アソシエイトナース・主任・師長に相談をしてみましょう。きっと、アドバイスしてくれるはずです。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが落ち着いたり、自分の口で話しているうちに何かしらの解決策が見つかることもあります。スタッフ間の情報共有が、上手くいっていない時も、困っていることを伝えれば、対応してくれるはずです。あまりお勧めでない行動は、自分と同期・もしくは同期に近い人にだけ、話をすることです。愚痴を聞いてもらうのも大事なことなのですが、そこだけだと、どうしても悪口にしかならないことが多いです。
あと、感情をコントロールするには、自分が健康でないと出来ないことです。食事・睡眠を自分もしっかりとって、プライベートでの息抜きも上手に行っていきたいものです。
自分では、分からないでしょうが、悩みながら、自分も新人さん・後輩と同じように成長していっています。次のステージに上がるための、成長の場なのです。1人で、悩まずに、相談できる人に甘えましょう。
②の対策案
これは、毎日のフィードバックを行う事だと思います。人間は、忘れる生き物です。その日に、出来たこと・出来なかったこと・次への課題の抽出は、やはりその日のうちにしておいた方が良いと思います。どうしても、出来ないときは、『今日の振り返りは、何時にしよう。自分で思う所・気づいたところをメモしておいて』など、言っておくと良いと思います。
1日のフードバックの積み重ねが、成長を手助けしてくれるし、コミュニケーションを上手く図るコツにもなるのよ。
④の対策案
これは、自分に余裕がない時・時間に余裕のない時は、きちんと、説明をして、あとで教えてあげればよいとおもいます。説明なく、ババっとしてしまい、その後何も指導しないという事が、問題なのではないかと思います。
忙しくて、余裕ないの分かる!!私も、そうだった・・・
⑤の対策案
ここは、自分もされたら嫌だな・・と思う所だと思います。できれば、避けていただきたい行動です。
嫌われてるのかな?怖いな・・何を言われても、すいませんって言っておこう。
この部分が、ひどくなってくると・・・
いつも、すいませんばっかり。ぜんぜん分かってないし、やる気が見えない、何回教えても、出来ないなんて😡
なんてことに、なってしまうかも・・・・・(´;ω;`)
まとめ
人のやる気は、人の言葉で、大きく変わってきます。自分が落ち込んでいた時、悩んでいた時、救ってくれたのは、人の言葉だったんではないでしょうか?それが、対峙していた人のこともあれば、歌だったり、何気ない周りの人の言葉だったり・・・言葉は、言霊と言う意味もあります。きれいな言霊、すてきな行動・態度で、周りの人に良い影響・良い空気感を与えられる人は、素敵な人だと思います。反対に、やる気を奪う言葉を多く使ってしまうと、新人さん・後輩から出てくる言葉は、『すいません』だけになってしまうかもしれません。やる気を奪う言葉や態度を、なるべく使わずに指導していけたら、みんな成長できて、win・winになれるかも( ´艸`)
大丈夫。みんな最初は新人でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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