新人さんに、習得させるべき最初の技能 10項目 注射編

看護

採血・注射・点滴などの技能の習得は、緊張しますよね。落ち着いて・段階的に指導する、1つの方法を書いていきたいと思います。

指導者ちゃん
指導者ちゃん

注射って、ドキドキするから。どんな風に

指導してあげたら、新人さんは緊張しないかな?

先輩ちゃん
先輩ちゃん

そうね。まずは、失敗する確率が低い患者さんの

選択かな?

指導者ちゃん
指導者ちゃん

でも、針を刺すから緊張は変わらないよね・・

先輩ちゃん
先輩ちゃん

最初は、運動技能の習得に集中することが大事かも?

針を刺すことに、まず自信をつけてあげられるように、導いてあげて!

まずは、運動技能を習得させよう!!

習得させるべき採血の運動技能10項目!

  1. 物品の準備ができる
  2. 患者さんへの説明ができる
  3. 採血前に、テープ・針類のセッティングができる
  4. 駆血帯を用いて、駆血できる
  5. 針を正しい角度で、正しい部分(肘正中皮静脈・尺骨皮静脈・橈骨皮静脈)に刺すことができる
  6. 針を刺した後、疼痛の有無を聞くことができる
  7. スピッツに正しい量の血液を採取することができる
  8. 駆血帯を外した後、針を正しく抜くことができ、アルコール綿で圧迫することができる
  9. テープでアルコール綿を固定することができる
  10. 後片付けができる

習得させるべき点滴手技の運動技能10項目!!

  1. 物品の準備ができる
  2. 患者さんへ説明ができる
  3. 針・テープの準備ができる
  4. 駆血帯を用いて駆血できる
  5. 留置針を、正しい角度で屈曲しないような部位へ刺すことができる
  6. 針を刺した後、疼痛の有無を聞くことができる
  7. 血管に入ったことを確認後、駆血帯を外し内筒針を抜くことができる
  8. 点滴セットと、留置針をつなぎ固定が上手くできる
  9. 点下速度を調節することができる
  10. 後片付けができる
先輩ちゃん
先輩ちゃん

最初は、こんな風に基本的な事のみを、指導してみたらどうかな?

あと、手技終了後はフィードバックをすることが大事だよ。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

途中でアクシデントがあったら、その時は指導者ちゃんが、変わってあげてね。

指導者ちゃん
指導者ちゃん

でも、難しい症例にも慣れないといけないんじゃない?

先輩ちゃん
先輩ちゃん

まず、技能の習得をしっかりすることが大事だよ!

慣れていないときは、途中での質問も控えた方がいいかもよ。

指導者ちゃん
指導者ちゃん

でも、いろんな事を教えてあげたいし、

早くできるようになってほしいよ。

先輩ちゃん
先輩ちゃん

その気持ちわかる!でも新人さんは、いっぱいいっぱいだろうから、

技能の習得に集中してみたら?ちょっと慣れてきてから少しずつ、アクシデント対応について、指導したほうがいいかも。

ある程度慣れたら、知的技能を指導してみよう!!

採血の知的技能

  1. 針を刺した後、患者さんが強い痛みを訴えたときの処置(神経損傷の可能性があるのですぐに対応必要)
  2. 左右の正中皮静脈が、駆血後も浮き出でこない患者さんの、静脈選択
  3. 血管が細くて、見えずらい患者さん → あまりにも、ないときはプリさんに交代してもらいたいかも・・・・(´;ω;`)
  4. 高齢者・低血圧・ショック状態などで、血液の逆流が乏しい患者さんの時の対応

点滴の知的技能

  1. 針を刺した後、患者さんが強い痛みを訴えたときの処置(神経損傷の可能性があるのですぐに対応必要)
  2. 血管が細くて、見えずらい患者さん → あまりにも、ないときはプリさんに交代してもらいたいかも・・・・(´;ω;`)
  3. OPE前のため、太い針での留置・留置部位が指定されている場合
  4. ERCP・GIFなどの検査前準備であるため、基本右腕からの留置が必要である場合
  5. 既存のセットだけでは、ルートが短い場合延長チューブの追加などの判断

参考 特殊な薬剤使用時の、専門知識

  • 本体と薬剤(抗菌剤・ジアゼパム・アレビアチン など)が混ざることによる配合変化をもたらすものは、生食でのフラッシュが必要であることの知識
  • 薬剤によっては、血管痛を起こすものがあるため、患者への説明が必要であることの知識
  • 薬剤によっては、呼吸抑制・心停止のリスクがあることの知識
  • 同じ薬剤名であっても、% が違うと投与方法に違いがあることの知識(例:キシロカイン)
  • 病棟内に、間違えやすい薬剤が配置されている場合、そのことを知っているかどうかの知識(キシロカイン・キシロカインE などなど)
先輩ちゃん
先輩ちゃん

特殊な作用をもたらす薬剤の使用には、危険なことも多いから、新人ちゃん指導時

は、特に気を付けてゆっくりとね。

まとめ

新人さんの指導開始から、せめて3か月間は基本的な運動技能の習得を重点的に指導していけたらなぁ・・と思います。

理由は、基礎となる運動技能が、1人でスムーズに実施できるようになる事が大事だと思うからです。

今回は、点滴処置に特化して書いてきましたが、運動技能の習得は、1・2回見学して、1・2回実施したからと言って、習得できるものではないように思うのです。

基礎の部分がスムーズに行えず、アップアップの新人さんに、知的技能の部分を指導しても、理解しずらいものではないかな?と思います。

おそらく、混乱して出来るはずのことも出来なくなってしまうのではないかな?と思います。

一生懸命に指導しようとすればするほど、たくさん教えてあげよう!これも!あれも!

事前学習してるから、これは知ってる?これは何でと思う?と、聞きたくなる。私も、そうでした。

でも、余裕がない時って人の話が入ってこないし、すぐに答えられないことありませんか?

運動技能の成功体験を、数回体験すれば新人さんも、ちょっと自信がつくと思います。

その時には、ほんの少し余裕も生まれてきていると思うので、フィードバックしながら一緒に考えながら、指導していくと良いのかなと思います。

毎日忙しくて、プリセプターさん達も悩み・迷い、いっぱいいっぱいと思います。

そんな時は、先輩に相談して一緒に考えてもらいましょう。1人で、悩むのはだめですよ!!

この記事が少しでも、誰かの助けになれたら嬉しいです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

おまけ

昔、新人さんが初めての採血に挑戦したときのことですが、彼女は針を逆から刺そうとしていました・・・・・右前腕部分に中枢から抹消側に向かって・・・・

とりあえず、STOPをかけて後から理由を聞いてみると、『血液の流れに沿って刺した方が良いと思った。』との返事・・・

新人さんの考えは、奥が深いなーと思った次第でした(;^ω^)

にわとり
にわとり

大丈夫!みんな最初は新人でした。

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