聞く・聴く・訊く。少しずつ意味の違う、きき方。フィードバックや、カンファレンスなどでは、どのきき方が、問題解決しやすいと思いますか?人の、思いをきき出すのに適している方法って・・・
相手の意見・意思を知りたいとき、相手に自分自身で、問題解決をしてもらいたいときは、『話を、聴く』
聞くと、聴く
言葉は同じですが、意味はちょっと違います。
それは、意識の違い。相手がいて、会話をする時、自分がどんな姿勢でその話を、きいているのかで、変わってきます。
自然に耳に入ってくる場合には「聞く」、注意深く耳を傾ける場合には「聴く」
聞く・訊く・聴く・利く・効く・・・
それぞれに意味があって、違うのよーーー。
『聴く』の意味は、『耳を傾ける』
- コンサート会場で、音楽を聴く
- 自分が学びたい講義を聴く
自分から、積極的に相手の話を聴いていこうという、姿勢がある時に使う言葉。
看護師さん達がよく使う、傾聴、と言うやつですね。
自分から、知りたいと思う気持ちがあるから、記憶にも、残りやすくく、感情を読み取ったり、相手の思いを受け止めやすいという事になります。
また『聴く』には、その世界に引き込まれる、と言う意味もあります。
大好きなアーティストのコンサートなんか、踊れる曲はノリノリで、しんみりしているバラードでは、涙する。素敵な別世界に、引き込まれて最高よねー!!
『聞く』の意味は、『音が耳に入る』
- 物音を聞く
- 話し声が聞こえる
- 小鳥のさえずりが聞こえる
音や声などが、自然に入ってくるときに使う言葉。
意識的に聞こうという姿勢ではないので、理解していないことが多いです。
何か話してるな・・・
鳥が鳴いてるな・・・・と思うだけ・・
よく、テレビを見ながら相槌を打つだけの旦那さんに、奥さんが『ちょっと、きいてるの?(怒)』ってやつですね。
バレたか・・聞こえてるけど、聞いてないし、分かってない・・・・・
- 言いつけを聞く・聞かせる
- 忠告を聞く・聞かせる
このように、従う・受け入れる、従わせる・受け入れさせるという意味もあります。
フィードバック時には『聴く』
話し合いの場では、指導者さんは、『聴く』を意識していると、良いのかなと思います。
自分の意見を『聞かせる』のではなくて、新人さんの意見を『聴いて』考えていること・思いを
表に出してもらうことが、求められているので。
新人さんの、話すことの中から、相手が伝えようとする事実や感情を、伝え方が未熟でも積極的に理解する努力をして、話を聴くという姿勢が、必要となります。
相手が、上手く自分の思いを、言葉に出来ない時間が長くなってきたり、話がゴチャゴチャになってくると『何を言っているのか分からない!』『ぜんぜんできてない、分かってない、勉強が足りない』と、なってきて、いつのまにか『聞く』に、変わってしまう事もあります。
あの・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・・・・・
あのときは、だから、その、準備はしたつもりだったんですけど、でも、・・・・自分が・・・できなくて・・・
フィーバック時は、相手にいかにたくさんの事を話してもらい、気づいてもらうかが、とても重要なので、ここはぜひ『聴く』という事を心がけてもらえたら良いのではと思います。
あれは、こうだったって、事かな? これが足りなかったってことかな?
話が、混乱してきたら、助け船を出してあげることも効果的かもしれません。
まとめ
人は、自分の話を人に聴いてもらいたい、生き物です。
特に女性はそうですよね( ´艸`)
人の話を聴くことは、なかなか難しい事ですが、こと指導となると、そうも言っていられません。
しかも、聞くではなく聴く。
積極的に相手の意思をくみ取ろうと思いながらの、会話は、神経を使うものです。
でも、みんな聴いてもらって、育ってきていると思います。
聞くと聴くを、少し意識してみるのも、何かの役に立つかもしれません。
少しでも、プリセプターさんのお役にたてばうれしく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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